デジカメ画像に カメラの機種や撮影時の条件、撮影位置情報などが書き込まれていることは広く知れ渡ってきました。この情報がExifデータです。
画像加工ソフトウエアも Exif データ内にソフトウエア名を書き込むことが多く、真贋鑑定の参考になります。ただし下記のように Exifデータ が削除されることが多くなり Exif データが存在しない画像も多数あります。鑑定対象の画像に Exifデータ が残っていればラッキーと言った感じでしょうか?
Wikipediaより
Exchangeable image file format(エクスチェンジャブル・イメージ・ファイル・フォーマット)は、富士フイルムが開発し、当時の日本電子工業振興協会 (JEIDA)で規格化された、写真用のメタデータを含む画像ファイルフォーマット。デジタルカメラの画像の保存に使われる。略称はExifで「エグジフ」(もしくは「イグジフ」)。
カメラの機種や撮影時の条件情報を画像に埋め込んでいて、ビューワやフォトレタッチソフトなどで参照、応用することができる。Exif2.2ではExif Printという規格を組み込んでおり、撮影時の条件情報を元に自動的に最適化を行って、的確な状態でプリント出力を可能にしている。また撮影者や著作権情報、コメントなど付随することが出来る。 対応画像形式はJPEG、TIFF、JPEG XR(HD Photo)、PNG。
Exif2.2は、2002年制定され、Exifタグの種類には画素数,圧縮の種類,撮影日時,露出時間,色空間など百数十ある。(タグとは、ここでは見出しや項目の意味)基本的にJPEGメタデータのAPP1セグメントに保存されます。(色空間情報はAPP2セグメントにも書かれている)
Exifの簡単な見方
Exifを見る方法は、Windwsの場合対象の画像を選択し右クリックして一番下のプロパティを選び出てきたプロパティ表示の中の詳細タブを開くと見えます。
Macは 対象の画像を選択して、詳細を見る(コマンドキーとIキーを押す)で見ることが出来ます。
これらの方法で見えるExif データの中身は、あくまで抜粋です。画像加工ソフト・閲覧専用ソフトなどで詳しく見ることが出来ます。
Exifデータ削除、変更について
Exifには位置情報が埋め込まれており、自宅での撮影画像を不用意にWEBサイトにアップして自宅場所の情報が広まってしまった有名人などの例がありました。このような個人情報を守る観点から、Exifデータ削除アプリ、ユーテリティアプリケーション(便利な小プログラム)が、数多く生まれ容易に入手できます。
代表的 Exifデータ削除 ユーティリティソフト ExifEraser
誰でも、Exif情報削除が出来るようになっており、WEBサイト(SNS・WordPressサイト)の中には画像をアップロードすると自動でExif情報を削除するようになっています。
またカメラによってはGPS情報を記録しないようにする設定が可能な機種もあります。Windowsの機能(プロパティや個人情報を削除)でも、スマートフォンでもExif情報削除・変更可能です。
ただし部分的な削除や、変更は簡単でも、Exif全体を完全に入れ替えたり書き換えたりするためには、専用のユーティリティソフトを使う必要があります。カウンターフォレンジック(真贋鑑定を難しくする)テクニックなので、ここでは詳しくは触れません。
代表的なソフトはF6 Exif
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